私の選択

初めての夜

一緒にベッドに寝ただけでも、松倉にしたら、凄い事なのかも………

考えたら、駄目だ………

あー、脚をバタバタさせ、ベッドの上で、暴れていた。

すると、音が、聞こえたのか、

「伊織………起きた？」

と、松倉が寝室の電気つけて入ってきた。

私は、布団の中から、

「うん…」と、返事をした。

松倉が、ベットに腰を下ろした………

「伊織………顔を見せて………」

ドキンッ………!!

「スッピンだから………ちょっと……」

「それがいいんだよ！」
と、言いながら布団を剥いだ………

「松倉の意地悪……」

と、言いながら…松倉を見た………

あっ。松倉は、エプロン姿………

カッコいい………より、可愛い………

そのまま、見とれてしまった。

「何？どうした？」

「別に……」
と、視線を逸らした。