初めてのキス

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「松倉…………いつも、ごめんね。」 と、深々く………頭を下げた……… 頭が、クラクラする。 まだ、酔いは、覚めてないみたい……… ふらついた……… 「伊織………そこに座ってて、水持ってくるから……………」 松倉は、急いで……キッチンに水を取りに行った。 「いいよ。自分で………」 と、松倉の後を追った……… キッチンで、 ドンッ! 私に気づかず、振り返った松倉と、 肩と肩とがぶつかった…… 私は、よたり………松倉に腕を引っ張っられて………何とか転げないですんだ。 しかし、その弾みで、松倉の「あっ。」と、言うと同時に……………松倉の持っていた マグコップが、 ゴンッと、音を立て床に落ち……… 真っ二つに割れた……… 「あー、ごめんなさい。」 と、すぐ、拾おうとしゃがんだが、 「触るな!」と、 松倉は、急いで、割れたマグカップを持とうとして、 「痛!!」と、誤って…割れた方を持ってしまった 瞬間……… 松倉の右手の人差し指から、真っ赤な血が、流れていた。 私は、驚き 「あっ、大変!!」 松倉は、持ってタオルで、 すぐ、指を押さえ…… 「大丈夫だよ!ちょっと切っただけだから」 と、血はすぐに止まったみたいだった…… 私は、その間に棚に置いていた救急箱を取り、 松倉をソファーに座らせ処置をする事に……
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