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松倉の指に滲んでる血を見て……
思わず………
傷口を唇で「チュっ」と、吸う……
「伊織………」と、顔を、赤くしている松倉が、いた。
ハッ!と、して……我に帰った。
「あっ。ごめんなさい。」
松倉の顔を見ずに居ると………
「ありがとう。血…止まったよ。
伊織に血を吸ってくれたから………」
えっ…鼓動が高鳴った……
緊張しながら、消毒をし、救急バンを張った。
「伊織…ありがとう。ここで居てて」
と、松倉は、キッチンに………
どうしよう…………私のせいだ。
何にやってんだよ……………
酔い……暴れ……松倉にケガさせて……
なんて、最低な女なんだ……………
松倉は、キッチンを片付けた……
キッチンのゴミ箱に割れたマグカップを捨てた………
キッチンに立っていた松倉に……
「ごめんなさい………」
それしか言えなかった………
「いいよ。」と、
松倉は、優しい………
「俺…先に寝るから…
伊織も、シャワー浴びて………
寝たら………」
と、言って……寝室に入って行った。
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