私の選択

初めてのキス

シャワーを浴びながら………

これ以上………松倉には、迷惑かけない

もう、お酒は、飲まない………

と、反省してバスルームから、すぐに出た。

なんか、寝室に入りづらい………

でも、これ以上…嫌われたくない……

そーと、寝室を覗いた………

松倉が、ベッドに腰を掛け………

何か、考えこんでいる。後ろ姿が見えた

ヤバイ………

まさか、私に嫌気がさして……
別れるか悩んでるとか……………

どうしよう………

私は、急いで………

松倉の側に駆け寄った…

「松倉…………あの！」

と、その声で、私に気づいたのか………

驚いた顔をして、振り向いた………

「どうした？ゆっくりシャワー浴びたら、よかったのに………」

私は、ベッドに飛び乗って………

松倉の横に行き……

「ごめんなさい。別れたくない。」

と、

「な、何？いきなり、どうした？」

と、また、驚いていた………

「だって、松倉……別れるか、考えこんでたから………」

「何、言ってんだよ？考えてないよ。」

と、

「だって、今……下向いて………」

松倉は、仕方がなさそうに………

「あー、これ、見てたんだ。」

と、右手の人差し指を私に見せた。

「どうして、痛いの………」

「違うよ………」

松倉は、言いにくそうに………

「伊織の唇が触れたから……
嬉しくて、見てただけだよ………」

と、恥ずかしそうに顔を赤らめた。

へっ？そうだったの………

私は、ホッとして……

ベッドに倒れこんだ。