初めてのキス

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「何言わせるんだよ………」 と、ちょっとご立腹……… 私は、ベッドから起き…… 松倉の隣に座った。 「松倉……ごめんなさい。早とちりしちゃった………」 「もう、伊織は、そそっかしいから……ちょっと、考えたら分かる事なのに………」 「だって……酔って、服は脱ぐし、暴れるし、それにケガまで……だから、私に嫌気がさしたのかなって………」 「バーカ!、そんな訳ないだろ。伊織の酒癖の悪さは知ってるし………ケガは、俺が、ドジしただけだよ。」 松倉………… 「ごめんね。松倉……」 と、頭を下げた。 「もう、いいよ。 それに、伊織…さっきから、謝ってばっかり……何か……気ばかり使ってない?」 「……………。」 確かに………… 「もっと……今までみたいに、強気な伊織が、いい。だから、酔ってる伊織は、嫌いじゃあない………好きだよ。」 松倉………… 「う、うん。じゃあ… 気を使うの止めた………」 「俺も…………」 と、二人で、見つめ合いながら、笑みを浮かべた。
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