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今日も、仕事が無事に終わり、
紗英ちゃんとも、別れて………
会社の玄関を出ると……………
湯川君が歩いていた………
ラッキー！
頑張って話し掛けなきゃあ……
早歩きして、湯川君に近づいた。
「湯川君！」
と、その声に振り返ってくれた…
湯川「あ、須山先輩。今帰りですか？」
やっぱり、王子様みたい……
私「そーだよ。」
湯川「じゃあ、途中まで一緒に……」
と、素敵な笑顔を見せた………
私「うん。湯川は寮じゃあないの？」
湯川「寮です。」
ヨシッ！頑張って誘わなきゃあ！
私「そー。湯川君、今度、皆で食事会しない？」
湯川君は、少し顔を曇らせた。
ヤバイ…急すぎた？
湯川「はー、皆に誘われるんで、困ってるんですけど………」
上手い断り方……まあ、しょうがないか…
私「そーなんだ。ごめんね。」
紗英ちゃんに謝らないと……
湯川「あ、行きます。これ連絡先です。」と、名刺をくれた。
えっ。本当に……
私「日時、決まったらメールするね。」
湯川「分かりました。」
と、また爽やかな笑顔………
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