はじまり

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はじまり

秋がそこまで来た頃、 仕事にも慣れ、会社の人達と打ち解け、よく帰りに食べに行くようになった。 橋沢さんと新垣さんも変わらず仲良しでした。 今日は 少し残業をして、何時もより帰る時間が遅くなった。会社にいる人もまばらになっていた。 紗英ちゃんは、違う部署の人と飲み会で先に帰った。 私はゆっくり帰り仕度し、玄関に向かって歩き忘れ物がないか鞄に気を取られていた。 ドン! 人に軽く肩がぶつかった。 「ごめんなさい。」 前を見ると・・・・・・。 ゲッ!中山だ! 「大丈夫?」 と私の肩をポンっと触った。 触るな!女誑し! と喉まで出かけた。
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