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「……?何か言いました?」
小首を傾げる陽菜。
心臓が高鳴る。
顔は元々良いのだからそんな素振りは反則だ。
しかも今は仕事モード。
素直で従順な態度な陽菜だから余計にイイ。
普段からこれならもっとモテるだろうに……。ん?
まてよ?
今の素直な陽菜なら正直に言えば……イケるんじゃ?
「スバル?」
陽菜は黙り込む俺に何事かと心配を向ける。
そんな陽菜に大丈夫だとジェスチャーで伝え、
「いや、もうパンツは見納めだと思うと哀しくて。……前の着地方法に戻さないか?」
言った。
陽菜は唖然とした後、顔を赤くした。
これって……「恥ずかしいけどわかりました」って照れてるのか?
そして陽菜はもじもじと頬を染めたまま口を開く。
そんな仕草が嗜虐心を駆り立てられる。
「……仕事が終わったら、覚悟してて下さいね?」
「……ごめんなさい」
「覚悟してて下さいね?」
心臓が高鳴る。
背筋がひゅっと寒くなった。
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