prologue

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―― 桜華学園新一年生。 普通の良くも悪くもないと言う学校…。 と、言う俺も平凡な男子。 入学して二週間ほど経った少し慣れてきたかな? ――四月二十日月曜日 母さん「俊人~下りてきなさい」 ベッドから腰を上げ掛けてある制服に着替えて、 階段を下り一階の廊下を抜け扉を開くと、 右側にリビング、左側にキッチンがあり、八人は余裕に座れるテーブルがある。 俊人「朝飯は、っと……」 シンプルにトーストに玉子焼きにベーコン。 普通を好む俺にはお似合いかな。 まったり朝食を採ってると――。 母さん「あんた、そんな悠長に食べてる暇あるの?」 至福の時間を満喫している中、そう言って母さんは時計を指差す。 俊人「ん?」 リビングの端にある時計に顔だけを向け。 時間を確認するために目を細める。 八時八分。 うちの学校は八時三十分までに教室にいなきゃイけない。 あ、カタカタなのは気にすんな。 自転車なら十五分で着くが、生憎壊れたまま放置してあるし、徒歩では三十分は掛かる。 俊人「ふぅ~、遅れて行くか」 食べる速度を少し緩くする……。 遅刻?ナニソレ?美味しいの? 俊人「行ってきます」 母さん「俊人、話が……」 何か話しがあるそうだがそんな暇はない。   はい、普通に遅刻して行きましたよ? ――桜華学園 一年教室 クラスはA~Dまである。ちなみに俺はB組な。 紅葉「遅刻した理由はなにかしら、藤崎くん?」 教室に入ると同時に紅葉恭子(あかばきょうこ) 年齢は不明な教師が少し怒った様子で訊ねてきた。 だが中学生並の容姿の持ち主だ……。 正直萌え…ゲフン、ゲフンまぁ冗談は置いといてだな。 ――
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