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俊人「寝坊しました」
紅葉「まだ入学して間もないのに気楽ねぇ。まぁ早く席につきなさい」
先生は呆れたような表情を浮かべて、俊人を促す。
俺の席は窓側で前から5番目……。
後ろからだと2番目のいい席だ。
ハ○ヒでいうキョ○の席さ!
?「なぁ、俊人」
寝る準備に入ったその時、隣の席から知った声が聞こえてきた。
直也「今日、転校生来るってよ」
こいつは九条直也(くじょうなおや)中学からの付き合いである。
とりあえず変態でアホな奴だ。
直也「変態は認めるがアホじゃねぇ!!」
こいつアホなくせに読心術使えんのか。
黙ってりゃ、まぁまぁ格好いいのに変態で損してるよな。
直也「いや、お前声に出てるからな」
俊人「そうか……まぁいいや」
直也「とりあえず、て・ん・こ・う・せ・い!!
しかも女だってよ」
俊人「あんま興味ねぇな……」
俺には、ずっと昔から気になる女の子がいるからな。
小学1年の時に引っ越ししていった幼なじみ……。
その幼なじみは両親を亡くして親戚の家に引き取られて行ってしまった。
でも約束したから……『また会おうね』と。
紅葉「さ、入って」扉を開けて教室へと入ってくる女の子。
男子生徒A「可愛いぞぉぉおおお」
男子生徒B「胸でけぇ」
直也「はぁはぁ……」
男子生徒C「犯してぇ~」
おいっ一人目と二人目は、まだ解るが三人目と四人目確実におかしいだろ!!
しかも三人目……直也だ。
え、何? 同級生の名前が雑? そんなの気にしない気にしない。
……それにしても、確かに可愛いな。
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