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「メイド長。」  妖精メイドの声に振り向いたのは紅く長い髪をした女性であった。    紅 美鈴  十六夜 咲夜がいない今、彼女はメイド長として復帰して働いていた。 「どうしましたか?」 「お嬢様が御呼びです。」 「あれ?お茶の時間は終わりましたし・・・なんでしょうか?まぁいいや。判りました。」  突然呼ばれることなんてここ何年もなかったことである。  頭の上に?を浮かべながらレミリア・スカーレットのいる部屋へと足を進めた。
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