呪怨の家 その後2

5/7
前へ
/77ページ
次へ
橋本さんは、全く気付かない状態のまま話を続ける。 『…で、死んだ女って言うのがさ』 と話す橋本さん。 イヤイヤ… 見えるんじゃ無かったのか? 本人がいる前で、そんな話するなよ… すると… スーッと、橋本さんの背後に立った女性は、橋本さんの肩にゆっくり手をのせた… 橋本さんは、笑いながら話している。 本人を前にして… 『でさ~ 女がな… ゲボッ… ゲボッゲボッゲボッゲボッゲボッゲボッ…  ごめんな…  風邪でも、ひいたかな…』 と、言いながら話す橋本さん。 橋本さんに、忠告したいのだが…  中々言えない。 後ろの女性が、笑いながら貴方の首を絞めているなんて… 異様な光景だ! 話す度に、両肩にそえられた手が、ゆっくり首を絞めているなんて…
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2671人が本棚に入れています
本棚に追加