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竜也編
ある事件の容疑者と、思われる人物に、任意で同行を求めた所…
容疑者らしき人物が、暴れ出した。
取り押さえる為、竜也と他の刑事で、もみくちゃになっている最中、刃物を出した容疑者により、竜也は腕を切られ軽傷をおった。
これだけなら、この仕事なら考えられる事故だが…
問題は、竜也が話す第3者の存在だ…
『…で、軽傷を負ったんだが。 その怪我した理由の一つが、あのもみくちゃの最中…
子供が居たんだ…
刃物出して、振り回し出したから、子供をかばったんだが…
逮捕した後、その子供を見た奴は俺だけなんだよ…
他は誰も、子供の姿を見ていないってよ…
その子供、なんだが…
千樹、覚えてるか?
あの部屋で、遭遇した赤いスカートの女の子…
あれに、似てるんだ…
晃の扉が開いていた話と、何か関係あるのかな?』
と不思議そうに、竜也が話してくれた。
女の子は、我々に会いに来ていたのかも知れない。
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