prologue

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 「廃人」  この時の俺はその言葉が一番似合っていた。  ある日親父に呼び出され、殴られた。  口の中が鉄の味がした。  「お前はこんなニートみたいな生活で良いのか?」  興味無い。  それしか頭に浮かばなかった。  でも、またいつもみたいに面倒くさくなるだけだな。  「そうだね……。このままじゃいけないかも」  魚が死んだ目のような目で答えた。  「大体な、お前は……」  生きることに興味無いんだよ。  金も欲しくないし、恋愛もめんどくさい、ゲームだって別に、暇つぶしだし、友達も俺をニートってバカにするし会いたくもない。  俺は、ずっと寝てられれば充分  ほっといてくれよ……。  「分かったか?」  「うん」  俺は上に行き、またベッドで寝だした……  さて、これが5ヶ月前の僕です。  皆さんは、5ヶ月後この廃人がどうなると思いますか?  俺が赤の他人でこれを見たら、「ただの駄目人間じゃん」  そう思うでしょう。  でも、ただの駄目人間って根性腐ってるから色々とトラブルに巻き込まれていく事が多々有るんです。 今回は、そんな駄目人間の不器用な生き方のお話 どうか最後までこの小説に、お付き合いして貰えれば幸いです。
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