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「なぁー今日ハンバーグがえぇわぁ」
「今日はカレーやって」
あれから朱美は週の半分は実家に帰り半分は俺と同棲生活を送るようになっていた。
もちろん親公認。
あの日以降競馬場へはまったく行っておらずあの日の大金は当面の支払いに回している。
「ショウちゃん携帯なってんで!!」
「ハンバーグ食いたいのになぁ…」
「もぉはよでぇやぁ!!」
「もしもし!!」
「こちら○○病院です!!ショウさん今から大至急来ていただけますか?」
「……はい。」
不思議と涙は出なかった。
「行こうか…」
そう呟きキッチンにいる朱美の肩を後ろからポンッと叩いた。
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