誰?
8/8
読書設定
目次
前へ
/
110ページ
次へ
時々、圭吾は幸春の知らない顔を垣間見せることがある。 笑顔も、声も、昔から知っている圭吾のものに間違いない。 それでも、自分に背中を見せて歩いている圭吾は、全く知らない誰かのようにも思えた。 「圭吾」 呼べば、彼は笑みを浮かべて振り返る。その笑みも、まるで知らない誰かのよう。 漠然とした不安を、幸春は初めて圭吾に感じていた。
/
110ページ
最初のコメントを投稿しよう!
42人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
1(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!