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「ははっ、青いな、若造」
店長は膝を一つ景気よくﾊﾟﾝっと叩いて言った
「そりゃあ、最初はｺｲﾂらも役立たずに見えらぁな。だけんどよ、ｽｶﾗｰはどうだい？ありゃあ、強化すりゃあ、魔力がいやっほーうだろがい」
「ま…まさか…店長…」
そこで、店長は、急に怒鳴り始めた
「あぁ、そうじゃい！強化したと！ﾏｽｸ片っ端から強化したと！＋１じゃ足りんのか？＋２ならどうじゃい？＋３こそ…そう思ってな、強化したとよ！なして、こげんｺｲﾂらは芽ば出さんね！？ｺｲﾂらはこんなもんじゃなか！！」
最期まで言い切ると、店長は、大きな溜め息をついた
それは、まるで、この世の悲しみが、全て詰まっているかのような溜め息だった
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