こんな俺は選ばれしマソ!?

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今、俺は聖域にいる   数多の男たちが夢を求め足を踏み入れる聖地に俺はたどり着いたのだ   「萌え萌えじゃんけん~じゃんけん……ぐはっ!?」   「お、お主!何を阿呆な真似をしておる!」   「ぐおおお……」   入店して流されるままメイドさんと戯れてたら、桃子にボディーブローをいれられた   一瞬、マジで息が詰まったぞ……   コイツ、いいパンチ持ってんな   「まったく、さっきまでビビっていた男が……はぁ」   「いや~ついつい男の性が……あはは」   「あら~可愛い女の子ですね?ご主人様の妹さんですかぁ?」   「ああ、妹の桃子って言うんだ、今日は桃子がメイドさんをみたいって言うもんだから連れてきてやったのさ!」   臨機応変な俺   さすがだな!   「桃子ちゃんって言うんだ?その着物可愛いね」   「えへへ、ありがとうメイドのお姉ちゃん!」   「!?」   こ、こいつ……できる!   俺と接するときとは違って完全に幼女が幼女になりきっている!   幼女のくせに……   ん?幼女なのだから当たり前なのか   「でも、桃子ちゃんはなんで着物なんか着てるの?」   でも、待てよ……!?   「お兄ちゃんの趣味で……」   確かコイツ仙人じゃなかったけ?   「えっ!?お兄ちゃんの!?」   みかけ幼女だけど実は齢何百歳で、だけど幼女で……   「うん、お兄ちゃんね、ロリコンで着物フェチだから……」   でも、仙人であって、仙人でありながら完璧に幼女を演じていて   「い、いい趣味だと思うわよ、ははは」   でも、コイツ幼女だから幼女になれて当たり前なのかも……   「でも、私は着物嫌なの、でも、言うこと聞かないと酷いことされるから……」   でも実際は幼女じゃなくて仙人で長生きで……でも幼女で仙人で……   「ひ、酷いお兄ちゃんね……」   幼女でありながら仙人なんだけど、長生きだから幼女じゃなくて仙人だけど幼女で……   「うん、本当にサイテーです!」   ……   …………   ………………   「……ってオイイイイ!? 人が思考の迷路にはまってる間に何デタラメ言ってるの!?」   「お主が阿呆なことをするから罰じゃ」   「根に持つなよ!?」   「………」   「って、メイドさんもそんな蔑んだ目でみないでぇ!?」   「最低です、ご主人様」   「ちょぉぉぉ!アレは桃子の嘘だからね!?」  
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