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「状況が読み込めないようじゃな、まず、もう一度ワシの自己紹介をしよう、ワシの名前は桃子、仙人をやっておる」
「仙人のMOMOCOね」
「そんな携帯会社風に言わなくていい、桃子じゃ」
「はいはい、で、幼女桃子さんはいったい何なんですか?」
「幼女とは失礼なやつじゃ、ワシはこう見えてもお前の祖父母より長生きしておるぞ」
「そりゃ、ビックリ」
もう驚き疲れてしまった
とりあえず、この仙人様は幼女なのに年増だそうだ
「まぁ、実は俺も100年ぐらいは生きているんだが……嘘だけど、べ、別に某嘘つきさんを意識してる訳じゃないんだから!」
「何をバカ言っておるのじゃ?お主は18だろう、まぁ、黙って聞いておるのじゃ」
真面目にツッコまれるとは……
しかし、なんで俺の年齢知ってるんだ?
「ふふふ……何故年齢を知っておるのか不思議そうな顔じゃな……まぁ、簡単には言うと、仙人には何でもお見通しなのじゃ」
ひょっとしてこの子……
ストーカーなんじゃね?
「お主みたいな奴のストーカーなどでは断じてないぞ」
こ、コイツ……
「俺の心を……読んだ……だ……と!?」
「ワシは仙人じゃからな……と言いたいどころじゃが、お主の顔に書いてあっただけじゃ、人の心を読むのはあまり良いことじゃないからな」
「へぇ~……じゃあ、読もうと思ったら読めるのかい?」
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