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「まぁ、お主の言う通り心を読もうと思えば読めるが……人の心を読むと言うことは知りたくかったことも知ることにもなる……だから無用無闇に人の心は読まないのじゃ」
「ふ~ん……まぁ、ようは知らぬが仏ってことか」
幼女のくせにツラい体験をしてきたんだな……
「だから幼女は余計じゃ」
こ、コイツ……言ってる側から心を読みやがって
「お主なら読んでも問題ないからな」
「なんでだよ!?」
「お主は闇のない人間じゃからな」
「闇?」
「そうじゃ、だから選ばれたのじゃ」
「選ばれた?」
そういえば、最初に会ったときも言っていたな
世界に選ばれたみたいなこと
どうせお主は世界を救う勇者に選ばれたのじゃ、みたいなことだろう
「で、何に選ばれたって?おじさんに教えてくれないかなお嬢ちゃん?はぁはぁ」
とりあえず勇者じゃなく、変質者を装ってみる
「……キモッ」
「…………」
「まぁ、仕切り直しじゃ」
「お、おう」
「お主は世界に選ばれたのじゃ!」
「ゴクリ」
別に期待してないけど、雰囲気をだすため喉を鳴らしてみた
そして幼女桃子は言った
「スーパーマソとして!」
そうスーパーマソと……
……
…………
………………
「はいぃぃぃぃぃ!?スーパーマソォォォ!?」
「そうじゃ、スーパーマソじゃ」
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