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……………。
……………。
お互い脱力から、
荒い息だけが静かな室内に響いた。
部屋から出れば、
まだそこは大勢の客で賑わうホール。
僅かながら、賑やかな声が部屋の中まで漏れてきていた。
「ははは…ッ…、
マジでヤバイって、霄……。
こりゃぁ~…、
寝た奴が口先揃えて言う訳だよな!!
“病み付きになる”ってなぁ~。
なぁ~、……もっと楽しもうぜ?」
先程、熱を吐き出したばかりなのに、
彼のモノはもう元気を取り戻していた。
彼を含んでいた僕の口は、
まだ痺れて感覚が薄らいでいるというのに……物凄い回復力。
「後ろ向けって!!挿れるしッ♪」
呆然としてた僕の手を引いたと思ったら、
近くにあった机に、
上半身を勢いよく押し付けられた。
その衝撃で打ち付けた腹部は激しく痛む。
「……ゔ…ぐ…ッ…」
次の瞬間には、彼の指を中に感じた。
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