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「……ほら、口開けろってッ!!」
再び乱暴に僕を跪かせ、
髪を掴まれて無理矢理捩込まれた。
その息苦しさに、
一瞬むせ返りそうになったけど、
必死に堪え、
彼の欲求を満たす様に舌を動かした。
何度も舌を這わせて、
彼に快楽の波を与えていく。
真上で彼の顔が俄かにピクリ…と、
反応した。
「あ…はは…ッ…!!
お前、噂通りじゃん♪
顔に似合わず、すっげぇ~のな?
こんな風にされても従順!?
抵抗とかしねぇ~の?
してくれた方が、俺…燃えるんだけど?」
男が喜ぶ。
僕の頭を思うがままに揺さぶって、
出し入れを繰り返す。
「……ッ…んん…ぐ…ッ……ぅ……」
息苦しさに声を漏らせば、
余計動きは激しくなる。
僕の口の中に容赦なく打ち付けてくる、
欲望の波……。
必死に堪え、彼の絶頂まで耐える。
やがて……、
「……やべ、出るわッ」
そう呟いた瞬間に、
咥内に彼の欲が弾けた。
男が何度も僕の頭を強く揺すり、
全てを吐き出していく。
口の中に広がる苦み、ドロドロ……。
僕はそれをひたすら受け止めるだけ。
「……ちゃんと飲んでくれよ?
零さずにな?」
僕の前髪を鷲掴みにし、
自分の方を向かせて、
僕がそれを飲み込むまで、
彼は嘲笑うように、
何時までも僕を観察してた……。
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