第1章 お父さん

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2週間後、あれからお父さんはICUから個室へ移った。 それはもう長くない事を意味していた。 それからお母さんはお父さんに付きっきりで看病してた。 ご飯にも手をつけず、だんだん痩せていった。 だけど私はまだ、お父さんが治ると信じきっていた。 そして折り鶴は900羽を越えていた。
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