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密かに先生への思いを募らせながらも無事中学校を卒業した。 先生も私達と共に学校を辞めた。 暫らくは音楽一本でやっていく様だ。 先生達のバンドは某レコード会社のオーディションで準グランプリをとり、地元の番組の取材等もうけていた。 私は、中学校の時から歳を誤魔化してしていたアルバイトを続けながら高校進学に備えていた。 高校は自分で勝手に決めた。 父が出稼ぎに行っていて居なかったのだ。 先生とは卒業してからも連絡をとりあっていて、遊びに行ったりもした。 何不自由なく充実した毎日を過ごしていた。
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