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つられて見ればそこには色んな首輪が飾ってあった。
「首輪…?」
数日前に、外したボロボロの首輪を思い出す。
自由だと言った、証
欲しいのだろうか、と覗いて見る。
「折角取ったのに、良いんですか?」
「……にぅ」
気に入ったのだろうか黒い首輪をヒョイと手に取りグッと見せる。
嬉しそうに微笑みそれを受け取ればレジに向かい会計をする。
すぐにタグを取りそっと首につけてやる。
「似合いますよ、昶くん」
「に」
満足げにすれば再び服を引き出口に向かう。
それに頷き店を出る。
外はすっかり夕方で、オレンジの夕陽が眩しかった。
「帰りましょうか」
「ぬ」
伸びた影が二つ、帰路に向かう
新しい首輪、それは自分で見つけた自由の形
(さぁ新しい日々へ)
+続く+
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