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2015年に悲願だった4隻の空母を保有したことで中国政府高官、人民解放軍全体に「日本なにするものぞ」との驕り高ぶった気持ちが充満した。
まず手始めに9月に入って間もない頃、最新鋭駆逐艦の蘭州級(中華イージスと呼ばれる)が探査船とともに無通知で尖閣諸島周辺に現れた。
そして現れた海上警備隊の警備船に警告射撃を与えるという事件を起こした。これには溜まったもんじゃないと警備船は逃げ出した。
2日後、蘭州級と探査船は引き上げた。
2隻が国に帰ると同時に中国国営放送では「わが国の英雄に蹴散らされ逃げ去っていく日本鬼子」といったプロパガンダ放送を行った。
これを知った日本人は老いも若いも皆一様に怒り、高慢な中国の鼻をあかしてやろう!と団結した。
ここからが日本の恐ろしい一面を表しているだろう。
まずネットで火を噴いた尖閣諸島に陸軍と海軍を駐屯させろ!という声が広まり気付けば街頭署名をするようになっていた。
しかも署名を集めていたのはわずか1ヶ月の間だけだったのにも関わらず、全国で5000万人分もの署名が集まったのだ。
無論「戦争になりかねないことには反対だ」と言ってる層もあった。署名もしていた。しかしそれらの活動をしていた大半は中国と何らかの太いパイプを持っているか、弱みを握られているかのどちらかの者達だった。
例えば経団連でも最上位に当たる者達や、外交官などがこれに当たる。
しかし最も顕著だったのが、軍への志願が急増したことだ。
年2万人程度が集まる限度だったのが、中国のプロパガンダ放送の後から続々と志願者が増え、一月で4万人にもなった。
こうして眠れる虎を起こした中華人民共和国は滅亡への一歩を刻んでいくのであった。
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