平成の戦艦大和

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そして11月20日、ついにその時は訪れた。 尖閣諸島に再度現れた中国籍艦艇に警告を行った海上警備隊所属の警備艦「明石」が中国海軍の駆逐艦に撃沈される事件が発生する。 この一報を受けた時の内閣総理大臣山本忠(ヤマモトタダシ)は即時に国防相に海軍第一・第二両艦隊の出撃準備命令、第三第四第五第六艦隊に出航用意を命じさせた。 つまり第一・第二両艦隊は準備出来次第に尖閣諸島に向けて出撃させ、その他四個艦隊は何時出撃できても良いように準備をさせる、ということだ。 そして空軍西方司令部(九州・中国・四国・近畿地方の部隊)と戦略爆撃団に出撃準備を命じた。 これは臨戦態勢と言える。 他にもしもの時のため陸軍特殊部隊に出撃させ、強襲揚陸艦に乗艦させ那覇にて待機をさせた。 無論中国も日本の艦を沈めてしまった以上穏便に済むとは考えておらず、北洋艦隊と東海艦隊を出撃させて尖閣諸島へ向かった。 東シナ海尖閣諸島沖にて約70年ぶりとなる空母機動部隊同士の戦闘が生起しようとしていた。 艦隊戦力 日本第一艦隊 戦艦 1隻(大和) 空母 2隻(信濃、武蔵) 巡洋艦 3隻(金剛、榛名、比叡) 駆逐艦 6隻(島風、雪風、峰風、川風、神風、春風) 原子力潜水艦 4隻 第二艦隊 空母 2隻(三河、紀伊) 巡洋艦 3隻(霧島、阿蘇、浅間) 駆逐艦 6隻(綾波、磯波、大波、) 原子力潜水艦 6隻 第三艦隊 空母 2隻(尾張、志摩) 巡洋艦 3隻 駆逐艦 6隻 原子力潜水艦 6隻 第四艦隊 空母 2隻(翔鶴、瑞鶴) 巡洋艦 3隻 駆逐艦 6隻 原子力潜水艦 6隻 第五艦隊 空母 2隻(紅鶴、蒼鶴) 巡洋艦 2隻 駆逐艦 6隻 原子力潜水艦 6隻 第六艦隊 強襲揚陸艦 2隻 巡洋艦 2隻 駆逐艦 6隻 原子力潜水艦 4隻 第七艦隊 強襲揚陸艦 2隻 巡洋艦 2隻 駆逐艦 6隻 原子力潜水艦 4隻 第八艦隊 強襲揚陸艦 2隻 巡洋艦 2隻 駆逐艦 6隻 原子力潜水艦 4隻 中国海軍 北洋艦隊・東海艦隊 空母 2隻 駆逐艦 18隻 フリゲート 40隻 潜水艦 44隻 ミサイル艇 50隻 揚陸艦 30隻 輸送艦 12隻 補給艦 6隻
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