平成の戦艦大和

5/15
前へ
/67ページ
次へ
平成と改元された1989年の国防費は40兆円、アメリカには及ばないが他の国よりは圧倒的に多くなっている。 軍備はこのようになっている。 陸軍が兵力 50万 戦車 4000両 装甲車 5000両 火砲・自走砲 5000門・4000両 航空機 1000機 海軍 兵力 18万 戦艦1 空母8 巡洋艦18 駆逐艦50 潜水艦40 強襲揚陸艦4 輸送艦10 その他支援艦300隻 航空機 1800機 海上警備隊 人員 6万 警備船 120隻 航空機 200機 空軍 兵力 8万 戦闘機 500機 戦闘攻撃(爆撃)機 200機 爆撃機 100機 輸送機 60機 空中給油機 50機 早期警戒管制機 10機 早期警戒機 30機 その他支援機 100機 各種ヘリコプター 200機 軍備もやはりアメリカ並とはいかないがロシア並にはなっていた。 ソ連という脅威がなくなったため陸軍は40万まで兵力を削減する予定になっている。 1996年、北朝鮮が三陸沖にミサイルを着弾させると大和を旗艦とする第一艦隊を日本海の領海間際まで派遣し、北朝鮮との交渉を行う。丁度このころ拉致事件が世間一般に知られ始めていたため、国民世論はミサイル着弾に反発を強めていた。 しかし独裁体制の危機(大飢饉の発生)にあった北朝鮮はあくまで対決姿勢で交渉に臨んでいたため国民世論が戦争へと傾き始めていた。 そのまま何の進展もなく年が明け1997年、一時帰還のため舞鶴に向かっていた第一艦隊のレーダーに十機の機影が映った 無論本土からアラート任務に就いていたF-15が向かっていたが、艦隊が境界線近くにいたことでスクランブルが間に合わなかったのだ。それらの機体は国境線近くから全速で南下していたからだ。 そしてそれらの機影は明らかに攻撃態勢をとっていたが、まずは空母から二機戦闘機を出してそれらの機の妨害に向かわせ、急ぎ出撃準備を行った。第一艦隊はミサイルの照準を合わせて待ちかまえていた。 やはりと言うべきか、迎撃に向かわせた二機を突破してきた機は対艦ミサイルを放った。 対艦ミサイルに気づいた二機は満載してあるミサイルを放ち、即座に二機を落として離脱した。対艦ミサイルが旧式だったのか奇襲を狙ったのかは知らないがSAMの射程内だったのだ。 大和は搭載しているSM-2で残りの敵機を撃ち落とし、シースパローを乱射し対艦ミサイル10発を叩き落とした。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加