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「よぉ!今日は早いんだな」
トシキに話しかけながら、青色のFCからやや小太りの男が降りてくる。
こいつはタカ。おれたちS‐RACINGのリーダーだ。
「アニキ~また講義サボったんじゃねぇの?」
白色のセリカから降りてきたメガネをかけた背の高い男はトシキの弟であるアキオだ。
「トシキ、久しぶりだね」
続いて白のアルテッツァからガッチリとした体型の男が降り立つ。コイツはツバサだ。
「お前ら久しぶりだったなぁ。ようやくテストも終わったことだし今日からは思いっきり走るぜ~」
トシキは明るい顔で3人に告げた。
「お前は走るじゃなくて語るだろ~バーカ!」
すかさずタカのツッコミが飛ぶ。
「なっ…語るのも走り屋の仕事のうちだ!」
トシキはタカに言い返し、4人は明るく笑った。
笑い声が静かな山に吸い込まれていく…今日も走り屋達の夜が始まる。
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