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「…でさぁ、そいつがいきなりバトルしろって言うんだよ。アイツ絶対に漫画の読みすぎだって」
山の駐車場に集まった10人ほどの人間が一斉に笑い出した。
時刻は22時を少し回ったところ…。
気付けば同じ本蔵山を拠点とする走り屋チーム、ガレージ・マサの面々も加わり10人に増えた走り屋達は駐車場に座り込んでお喋りに夢中になっていた。
「マサカズさん、けっきょくその人とバトルしたんですか?」
タカがガレージ・マサのリーダーであるマサカズに聞く。
「そんなの無視無視。だってそいつからはオーラを感じなかったから」
マサカズがおどけたようにように言うと周囲の人間から笑いが起きた。
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