1章 合コンで

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「これ、終わったんでここ置いときます」 俺は部長のジジイに報告書を出す 眼鏡を外し、目を通すジジィ だが、明らかに目線はこっちだ 「竜崎君…ちょっと頼みたいことがあるんだが…;」 チッ… 「…またですか」 俺はなるだけ嫌みったらしく言った 「毎回毎回本当に申し訳ないが…;」 渡されたプリントに目を通した 「一昨日仮病で早退した成宮の分ですね」 「…こんなこと、仕事の出来る君にしか頼めなくてね;明日までだから頼んだよ!」 チッ… 上司が部下に頭を下げるとはな テメェにプライドってもんはねぇのか
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