5章 麗子

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この名刺…要のヤツまだ持っていたとは…; 例の名刺の経緯は、まだ俺らが若かりし頃 時代はさらに俺と要が入社したての頃にさかのぼる… 「おい要!自分の名刺作ってきたさ!?」 「…あぁ;」 「見せろよ♪」 「チッくだらねぇ …ほらよ、やる」 「…素直じゃないさ~」 乱暴に床に叩きつけられた要の名刺を拾い上げ、俺はじっくりと眺めた 「…ふ~ん…ほーほー♪」 そして俺はあることに気がついてしまった
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