11人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
まさかと思ったけど彼の行動は、私の昔のそう
あの6歳くらいの時のあの場面と少し重なっていた。
そう気づいたのは2時間目の国語の時間だった。
私はそんなに国語が得意ではなく毎日真剣に聞いている
でも、今日だけは集中できない、どうしても、どうしても
あの行動が頭の中に残っている
あのセリフ初恋の彼と言っても6歳の時のだけど(笑
兼一「そんなに緊張してるユリカにキスしても嬉しくもなんともないよ」
私は偶然だと思っていたけど、今考えたらそんな偶然が
あるなんってなんでだろう
もしかして一生このプロポーズで付き合うのと思ってしまうほど
頭に残っている。
ユリカさんここ答えてください。
ユリカ「え、どこですか?」
と思わず聞いてしまった。
みんなは大笑い
次からは聞いてくださいねと注意される
少しうなずく
そしてチャイムの音が聞こえるとそれではここまでという声とどうじに
起立、礼という声とどうじに頭を下げる
毎日のことだが今日は頭がいっぱいなので
なんでこんなことをするんだろうと考えてしまう。
そんなことの繰り返しで部活の時間まで
あんまり覚えていない
「ダン、ダン」ボールの跳ねる音が体育館中に響きわたる
最初のコメントを投稿しよう!