第2章

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ユリカ「そうだけど、そんなこと誰も守ってなかったのに」 コウキ「先生にばれたらあかんと思ってたんじゃない?」 というと彼女はすごい速さで彼の家に走っていった。 コウキ「これでいいんだよね。」 ???「ありがとう。」 コウキ「なんでこんなこというの?ヒロキ」 ヒロキ「だっておれじゃあ言いにくいだろ、彼女の親友でもあり 彼の親友でもあるんだから。」 コウキ「俺だって2人ともと仲がいいけどさぁ」 まあまあ、と手が押えた。 ユリカ「なんでなんでそんなこときにしないでいいのに学校まで休んで、 私のために」 涙が噴き出してくる。 すごい勢いでハンカチで拭いてもふいても。 少しも減ることはなかった。 彼の家の前についた。 雄貴を振り絞って玄関の前のチャイムを鳴らした。 「ピンポーン。ピンポーン」 外にまで聞こえてきた。 それが逆に緊張になっていた。 「ガっチャ」ドアがゆっくり開く そこには元気そうな彼の姿が立っていた。 ケンイチ「どうしたんだこんなところまで」 ユリカ「なんで行ってくれなかったの? 私のことなんてどうしてあんなに 心配してたの最初にいったじゃない。心配しないでって」
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