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ユリカ「そうだけど、そんなこと誰も守ってなかったのに」
コウキ「先生にばれたらあかんと思ってたんじゃない?」
というと彼女はすごい速さで彼の家に走っていった。
コウキ「これでいいんだよね。」
???「ありがとう。」
コウキ「なんでこんなこというの?ヒロキ」
ヒロキ「だっておれじゃあ言いにくいだろ、彼女の親友でもあり
彼の親友でもあるんだから。」
コウキ「俺だって2人ともと仲がいいけどさぁ」
まあまあ、と手が押えた。
ユリカ「なんでなんでそんなこときにしないでいいのに学校まで休んで、
私のために」
涙が噴き出してくる。
すごい勢いでハンカチで拭いてもふいても。
少しも減ることはなかった。
彼の家の前についた。
雄貴を振り絞って玄関の前のチャイムを鳴らした。
「ピンポーン。ピンポーン」
外にまで聞こえてきた。
それが逆に緊張になっていた。
「ガっチャ」ドアがゆっくり開く
そこには元気そうな彼の姿が立っていた。
ケンイチ「どうしたんだこんなところまで」
ユリカ「なんで行ってくれなかったの? 私のことなんてどうしてあんなに
心配してたの最初にいったじゃない。心配しないでって」
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