3月28日、雨
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「悪い、買って来た」 長身の少年が、ビニール傘片手に沙弓に駆け寄って来た。 把手にはコンビニのロゴの入ったシールが張られている。 「龍之介、びっしょびしょ」 沙弓は苦笑し、鞄から小さな水色のタオルを取り出した。 そして自分より30センチ近く高いところにある、龍之介の頭に手を伸ばす。 明るい茶色の柔らかい髪は濡れて、沙弓に飼い犬のコロを思い出させた。
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