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「次は基本魔法を練習するそうですわよ!」
う゛…嫌なヤツが来たよ。
その名もセイ。
よくも飽きずにからんでくるよなぁ。
てか、基本魔法ってまだ練習してたんかい!
「ムウ!!あなたより先に基本魔法をすべて習得してやりますわ!!!」
セイはえらそうに言う。
ムウは無表情のままセイを見ていた。
あれ?
いつもは嫌そうな顔をしてるのに。
セイには無表情に見えるらしいけど、ムウって表情はいつも変わってる。
ん~…珍しいなぁ。
「フン!負けませんわ。」
セイはおともをつれて体育館に向かって歩いていった。
ふぅ………うぜぇ。
「行こっか?」
「うん。」
私とムウも体育館に向かって歩き出す。
「んじゃ、使い魔でもよんで、基本魔法を練習してねぇ」
レネム先生が言う。
相変わらず適当だなぁ。
「コウ、教えて?」
ムウは私に言った。
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