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捨てられた猫
君に出会ったあの日君は、傷だらけだった
鳴くこともなく
弱りきった君を
抱き抱え
君は、目を覚ました目覚めた君は
まるで、心閉ざした獣と化した
それでも、僕は
君を離さなかった
どんな、ひっかいてこようとも
君を離さなかった
君の、負った傷なんかと比べられない
君を見ていると
自分を見ているようだった
悲しくも、暖かい
不思議な気持ち
君のお陰で
今の自分が生まれた生まれ変われた
どんな獣でも
綺麗な心があるのを知った
それを、知れたのも君に出会えたから
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