第三章~武器の侵攻~

14/15
前へ
/45ページ
次へ
クロコ 「ナニを話してるか知りマセンが、とっとと終わらせてもらいマ~ス」 また袋から大量のプチボムを投げるクロコ カメザード 「そんなもの、もう無駄だ」 クロコ 「…? なぜ爆発しないのデ~ス!?」 マリオ 「簡単な話だ そんな湿った状態で爆弾が機能するわけないだろ?」 クロコ 「チッ、これじゃ勝ち目がアリマセ~ン!! ここは逃げさせてもらいマ~ス」 そう言って逃げ出そうとするクロコ ノコヤン 「それに、この濡れた足場じゃ足音が隠せないッス 逃げようったって無駄ッスよ」 しかし、ノコヤンがその行く手を阻む クロコ (シ~ット、この状況はマズいデ~ス しかし、見えないというアドバンテージはまだ有効、ヤツらは大まかな位置しかわかりまセ~ン) マリオ 「諦めろクロコ お前の負けだ」 クロコ 「アッハッハ この程度でミーを捕まえようなど、まだまだ甘いデ~ス」 そう言ってノコヤンに突撃するクロコ ノコヤン 「格闘戦で俺に挑むッスか 上等ッスよ!!」 クロコ (足音を頼りに闘うのなら、騙すのは簡単デ~ス) クロコはノコヤンから3歩手前で左前にプチボムを投げた 攻撃じゃなければ不可視化は継続するので足音を偽装することが可能だった クロコ 「終わりデ~ス」 ドガッ ノコヤン 「…師匠なら、もっと素早く大きいフェイントをかけてくる それにあの人の打撃よりはるかに軽い その程度で俺に勝つ気だったんスか?」 クロコ 「ば…馬鹿ナ、確実に視線はずれたはずデ~ス!!」 ノコヤン 「ハッ、あんな遅いフェイントで俺を騙そうなんて、十年早いッスよ」 完全にクロコの攻撃を防いだノコヤン ノコヤン 「こっからはこっちのターンッスよ」
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加