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「良いの、私は貴方に今まで、酷い事をしたから、その罰よ」
「玲奈・・・」
義大は少し悲しみにくれる・・だが運命は二人に残酷なものだった
「義大・・・一つだけ聞いて」
「何?」
「もう私には、元の身体に戻れないの。貴方がさっき元に戻れるっていったけど・・」
「どう言う事だよ!この身体は君の身体なのに。」
「だって今の私は、仮の肉体である、手鏡・・の呪いの肉体にいるから・・・」
「そんな!それじゃあ、君は・・・生きて行くのは無理なのか!」
「ごめんなさい、でも、そろそろ時間が・・・」
「時間?」
「黒玲奈をこれ以上は押さえられない!だから、私が私で居られる内にさして!」
「でも!」
「迷わないで!私は貴方の事が好きだから言うってるの!これ以上言わせないで!」
「くっだけど・・僕は!」
「迷うな!義大!!!」
「僕は!!!・・」
グサ!!
「くはっ・・・(そうよ、それが貴方よ、義大・・貴方は生きて私であって、瀬菜義大何だから・・」
「玲奈、・・・ぐす、ああ玲奈・・」
「涙は後にしなさい、こら、ピシ。」
「痛い!うん・・・」
「ふふ」
フワァ、
玲奈は砂みたいサラサラと風に乗って見えないようになった・・・
「玲奈、君の分まで生きるから。みててくれ・・」
END(次回はこの話の後になります)
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