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「ここからは、貴方は来ないでね・・死の世界だから・・」
「はい?」
「じゃあね!」
ポンと背中を叩いた奈美香は消えた・・蒼太はなにがあったのか理解が出来ずに5分ぐらいその場に立ち尽くす・・・
「はっ!?奈美香さん!」
周りを見渡しても何もみえなかった・・
「・・・戻ろう、屋敷に・・」
「あっお帰りなさい・・蒼太様いかがなされました?」
「嫌、何でもないよ・・」
「うん?あの蒼太様・・その後ろに人型の手がついてますよ?」
「えっ?」
そう言った玲奈は、蒼太の後ろに周り、その手形に触れた瞬間、・・・バチバチ、
「うっあ、キャ~」
玲奈が叫び声を上げる、そして、暫くして倒れた・・
「玲奈さん!玲奈さん!しっかりして!玲奈さん」
そして、夜
「うっここは、うん・・」
「玲奈さん、目が覚めたんだね、良かった」
「君は・・・誰?私は、何をしてたの?」
「・・・何を言うってるんだ・・玲奈さん。」
「玲奈って私?」
「ふざけるのも程々に・・」
「いや、ふざけてないよ、蒼太・・・」
「どう言う事だ?爺さん・・」
「蒼太、落ち着いて話を聞くんじゃ・玲奈は記憶を消されたんじゃ・・と言うより、多分、自分で消したんじゃろう・・義大「何で!?勝手に・・・さっきあってすぐに消すなんて・・・義大さんが可哀相すぎる・・」
「蒼太、実はな・・義大君は既に解っていたんだ・・」
「何を解っていたと言うんだよ。」
「玲奈が成仏したと思っていたんだ彼もだが、さっきお前の背中にあった手形は玲奈の手形と彼は気付いていた様なんだ」
「でも、玲奈さん酷いよ・・義大さんが頑張って君の分まで生きるって一生懸命に働いてたのに」
「・・・蒼太、だがな決して義大の記憶すべて決した訳じゃない、これは玲奈の作戦だろう・・」
「どう言う事・・」
「あれを見ろ・・」
玲奈の肉体から、魂がでてきた。一つのその横には玲奈の魂が、そして、その二つの魂は一つになる。魂から光が放たれ眩しいぐらいに前が見えなくなる。
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