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「なっ僕は、夢をみてるのか?目の前が何も見えない・・・」
「蒼太様・・・」
「誰?貴方は?」
「解らないのも当然よね・・・」
「玲奈さん、気がついたんだ・・」
「いえ、私は奈美香よ。貴方が勝手につけた・・」
「じゃあこの横にいるお兄さんは・・」
「そう、義大よ。貴方に仕えてた・・私の変わりにあのからだにいた。」
「でも、何で僕は貴方がた二人が見える様に?」
「お別れするためにちょとだけ軸ずらしたんだ・・・」
「軸をずらす?お別れてどう言う事!?」
「玲奈と僕は居なくなる・・元々身体が入れ替わる時点でおかしいからね・・それで玲奈は僕の身体の中で死に、僕は玲奈の身体で生き残った・・・」
「でも別れろるのは嫌だよ・・一緒に居てよ・・義大さん・・玲奈さん、!!」
「ごめんな・・時間が来た・・僕と玲奈は魂を一つになるんだ・・それで玲奈の体に一つになった魂が入る・・但し記憶は何もない、だから、君が玲奈に思い出作ってくれ・・僕達の分まで・・」
「義大さん、玲奈さん!!!まってくれよ・・ふざけるなよ・・そんな勝手な事許されるわけないだろ!!畜生!!!」
玲奈と義大は魂が一つになる・・そして・・・
「うわぁー」
また眩しい光が出て来る・・・
「うん、ここは、・・」
「目覚めましたか?」
「玲奈さん・・・(そうか、もう、義大さんは居ないんだ、何処にいっても僕が知ってる玲奈さんは・・)」
「・・・あの私は、何か悪いことしましたか?黙ると怖いんですが・・」
玲奈が泣きそうな顔になる・・
「うんうん違うよ・・・(泣きながら言う)あれ、おかしいな、僕また泣いてるよ・・止まらないよ・・・・・ うう・・)
「・・・蒼太様・・泣かないで下さい・・蒼太様・・」
玲奈に抱かれる蒼太は・・少しずつ涙が止まる
「玲奈さん・・・くっ」
「私は玲奈と言うんですか?」
「そうだよ、君は奏崎玲奈と言うんだよ・・」
「私は目が覚めた時蒼太という名前は知ってるんですが後は何も思い出せなかったんです。」
「そうなんだ・・これからも僕の側に居て下さい!」
「良いんですか?」
「もちろん!記憶喪失なんでしょう?」
「はい、有り難うございます!!蒼太様!本当」
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