●フラワーつばき

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一人教室に残って もくもくと課題をこなす僕。 「しんどーιι」 なんでこんなにプリントだすねん先生!! しかも一人の教室とか気味悪いし…。 僕こういうん好きやないんに。 よくあるやんか…。 学校の怪談話しで ひとりでに開くドアとか…。 ガラッ……。 「うわぁっ!!!」 開いちゃったでドア!! 思わず声がでてもうた恥ずかしい///// 「あれ?安田君やんか。」 聞き覚えのあるこの声は。 「椿君やん。めっちゃ驚いたわ。」 「こっちが驚いたわιι 安田君めっちゃ声でかいんやもん。」 笑って僕の隣の席に座ってこっちを覗いてくる。 「居残り?」 「おん。」 目を丸くしてプリントを眺めてくる椿君。 「その量で終わるん?」 「これでもう半分おわったんやけど…ιι」 まじで? って聞いてくる椿君に頷いて 次のプリントを取ろうとしたら 横から手が伸びてきた。 「椿君?」 「一人でやるより二人でやった方がはやくおわるやん。」 さわやかな笑顔を浮かべながらそう言ってすごいスピードで問題をとき始めた。 ドキッ…。 あれ僕の心臓へんや…。 めっちゃドキドキいってる。 なんでやろ…。 「椿君。ありがと。」 なんか助けてもらってばっかしやな…。 て思いながら。 わざとさっきのドキドキのことを忘れようとした。
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