●フラワーつばき

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あかん あかん あかん あいつからや…。 「安田君顔色悪いけど大丈夫?」 「ほんまや!!章大君大丈夫か?」 心配してくれる椿君たち。 ぶっちゃけ僕はそれどころやない…。 「大丈夫です。なんか…悪寒…いゃ寒気が…」 はよ帰らんと…。 でも帰りたくないιι 「風邪でも引いたんかな? 純!! 章大君を家にあげてやり!」 「わかった。安田君大丈夫?」 なんていい人たちなんや。 でも椿君の家に寄ってる時間はないねん。 「ほんまに大丈夫やで!!迷惑かけてごめん!!」 ブーブーブーブーブーブーブーブー…… また鳴り始めた僕の携帯。 鳴り方からして絶対電話や…。 「電話やな…出ないん?」 裕さんに言われて、もう出なあかんと決心して電話にでた。 カチャッ… 『ゴラァァァ!!!! 章大ああぁぁぁ!!! 何時やとおもってんねん!!!』 うわっめっちゃ怒ってるιι 時計をみるともう7時を回っておった。 「補習やってメールしたやん!!」 『そんなん知るかぁぁ!!! はよ戻ってこい。』 てかどんだけ地声でかいんねん…。 外にまで筒抜けやんιι 恥ずかしい//// そう思って椿君たちの方を見てるみると、椿君が苦笑い…。 まぁ普通の反応やな。 裕さんは…。 こっちを向いて固まっとる…。 なんでや? 『章大聞いてるんか?』 「おん。」 そういった瞬間 裕さんの口が “ヒナ” って動いた気がした。
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