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「その時の俺とヒナはめっちゃ仲がよくってな。
忘れもせんで…。
俺は9月11日に告白しようとヒナを呼び出した。」
7年前の…
9月11日…
「でもヒナはこなかったんや…。」
「なんでこんかったん!!!!」
知りたくないけど、知りたいんや…。
やってその日……
「安田くん顔真っ青やで大丈夫!?」
「章大君大丈夫なん!!」
「平気やから…はやく。」
やって一番兄ちゃんにそばにいて欲しかったときなんに
兄ちゃんは来なかった…。
「ヒナはな…。夜襲をかけられたんやってきいた…。
俺とヒナの仲をよく思ってなかった奴らに。
俺が知ってるんわそこまで。
それからヒナは俺のまえから姿を消した。」
そんなん初めて聞いたわ…。
やって兄ちゃんは僕に族の集会にでてたっていったんやもん…。
7年前の9月11日の僕の誕生日。
オトンとオカンが死んだ日…。
「安田くん顔色やばいで!!横んなった方がええって!!」
椿くんの声が聞こえてくるけど
頭に入ってこない…。
はよ兄ちゃんと話しがしたい。
『章大ぁぁ!!!!どこやー!!!!』
玄関から聞こえてくる兄ちゃんの声。
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