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『ひどいなー。ヤスコちゃん…。
お仕置きが必要かな?』
そんな声が聞こえてきたと思った瞬間。
先輩に腕を捕まれ引っ張られるように人気のない木の影に連れてこられた。
いきなりのことやったから抵抗もできず、しかも悲しいことに先輩と僕との体格差が…。
「何考えてんねん(怒)!!
ほんまに迷惑や。
放せや、ボケ!!! 」
木の幹に押さえつけられて身動きが取れない。
章大くん大ピンチや。
『怒った顔も可愛えね。
もっとヤスコちゃんのいろんな顔がみたいわ…。』
不適な笑みを浮かべる先輩。
きもち悪い…。
ほんまにあかん!!!!
冷や汗が……。
「いやや!!!近づかんで!!!」
徐々に近づいてくる先輩の顔。
キスされる!!!!!
いやや…。
僕まだファーストキスまだなんに。
先輩の顔と僕までの距離3センチ。
もうダメや…。
誰か助けて!!!!
そうココロの中で願いながら
目の前の現実を信じたくなくて
かたく目を閉じた。
僕の人生いつもこんなんやιι
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