1.白黒パンダ柄のマツノスケ

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猫がシーチキンを食べ終えるのを見ると、俺は空になった缶詰めを手に取った。 信二「じゃあな。」 そう言うと俺はドアを閉めた。 そして空の缶をゴミ箱に捨て、布団に潜り込んだ。 …なんでか寝付け無い。 今は12月で外はかなり寒い、あの猫の事が少し気になった。 信二「食うもん食ったんだ…さすがにもういないだろ。」 そう言ったものの、ドアの方に体が勝手に向かって行った。 ドアを開けるとそこにまだ猫は座って居た。 信二「あのなぁ…もう充分だろ。俺が食いもんやったし、お前腹いっぱいになったろ??これ以上何をしろって言うんだよ。」 俺がそう言うと猫は俺をずっと見つめて居た。 信二「分かった。分かった。今晩だけだぞ。ほら、入れよ。」 俺は猫が入れるように少しだけドアを開けたまま布団の敷いてある方に移動した。 猫はまた少し警戒しながらも俺の家へと入って来た。
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