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ドアが開けたままになっていて風が入って来た。
信二「さっぶ…。」
俺はたまらなくなってドアを閉めに行った。
逃げ道がなくなったから騒ぐのかと思ったが、意外に猫は落ち着いたままだった。
俺が猫のそばに近付いても猫は逃げようともしなかった。
猫の首輪に目をやると、この猫に名前が付いているのが分かった。
信二「マツノスケ??お前…松の助っていうのか??猫のくせになんて古風な名前してんだよ…💧」
俺がマツノスケと言った時に猫は俺の方を向いた。
信二「お前…自分の名前分かってんのか??」
マツノスケは俺から目をそらしその場に腰を下ろした。
信二「いいか!!松の助!!今晩だけだからな!!絶対布団には入ってくんなよ!!」
そう言うと俺は布団に入り、眠りについた。
この日何故だか俺はよく眠れた。
普段他人のぬくもりや優しさを避けてた俺が…松の助に触れた時の暖かさをすごく心地良いと感じたからなのかもしれ無い…。
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