①始まり

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「……次やったら襲うぞ」 と言うと去っていった さっ!部室行こう! 萩君の言葉をスルーして僕は部室へと向かった 部室の前まで来ると流石に緊張してきた僕… こういう場合は 手に人って書いて飲みこむのを三回やれば緊張がほぐれるという裏技が… と思いながらやっていると後ろからプッと笑う声が聞こえた 僕が振り向くとそこには 萩君…じゃなくて 萩君に似ている生徒が立っていた 「見られちゃった?」 苦笑しながら言う僕にその生徒は 「私もよくしますから気にしないで下さい」 萩君とは反対におっとりした話し方で答えた 「あっまだ名前を言ってませんでした!私の名前は、井ノ原 湊(ミナト)といいます。あなたは白川 音弥さんですよね?」
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