①始まり

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「あれ…?井ノ原って事はやっぱり萩君の弟さん?」 「はい。あってますよ!今は、高二です。」 「そうなんだ!宜しくね!湊君って呼んでいいかな?」 微笑みながら言う僕に湊君は顔を背けた 音弥は背が低いので萩君とあまり変わらない湊君には自然と上目遣いになってしまっていた (兄さんから聞いていた通り可愛らしすぎます…着物きてるから妙に色気でてますし…!) 「湊君って呼ばれるの嫌だった…?」 急に顔を背けたので僕は心配して声をかける 「……あぁ!すみません…!全然大丈夫ですよ!あなたがあまりにも……いっいえ何でもありません!」 「そう…?じゃぁこれから湊君って呼ぶね!」 「はい!では、そろそろ入りましょうか!」 湊君は部室の戸を開けて、どうぞ!と僕に入るように言った
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